カヤック積載方法のまとめ

E10_angler

2017年12月16日 22:28

カヤックを車の屋根に積む作業は、
罰ゲームのイメージでしかありません。


『カヤック買いたいけど車載できるのかなぁ・・・』
なんて方が多いのではないでしょうか?
カヤックフィッシング始められない最大の理由でしょう。
僕はそうでした。

カヤック車載は結構ハードルが高いです。
だから分割タイプのカヤック
が発売されるまでマイカヤックは買いませんでした。
分割式カヤックTequila Angler!
が発売されて迷わず購入してカヤックフィッシングを始めました。
分割タイプはカヤックを車内に積めるので車載する必要がありません。




しかし一般的にカヤックは車の屋根に車載して運びます。
車載作業には色々な方法と便利ギアがあり、
ノウハウが必要で知識をもって上手く作業しないと、
時間ばかりかかって疲れるだけではなく
カヤックや車を傷つけてしまう可能性もありそうです。

しかし知識とノウハウをしっかりと身につけて作業を行えば、
思ったより大変ではないようです。

また、カヤック車載は車種によっても大きく方法が変わりそうです。
カヤックを持つ生活を始めるには、
車購入の際には車載を考慮した検討が出来ると理想です。

僕のカヤックは分割式なので車の屋根に車載したことはありません。
今回はそんな車載未経験の素人の僕が、
他のベテランカヤック経験者が紹介する車載ノウハウを学んで感じた事をまとめます。
(※以下に紹介する車載方法は、全て一人作業を条件にしています。)


カヤック車載と道路交通法
カヤックを車の屋根に車載するとカヤックが車の全長を超えてはみ出る場合があります。
日本の道路交通法では、
『車全長の1.1倍の荷物を車載してはいけない』
という決まりがあるので、
カヤック購入の際は車の仕様を車検証で確かめてからにしましょう。




車載に最低限必要なギア
ベースキャリア(別名ベースラック、ルーフキャリア)

カヤック/サーフボード/スノーボード/キャンプ用品等を
車の上に置いて運ぶ事が出来るようにする為の車上に取付けるアタッチメント用品。
カー用品店で購入出来ますが、
車種によって取り付けられない型がありますので気を付けましょう。

ラックパッド

カヤックを車載する時にベースキャリアのバーに取付けるクッション材。
ラックパッドなしでカヤックを車載して固定すると、カヤックが傷ついたり割れたりします。
ベースキャリアのバーに合わせた長めの物がおすすめです。
カー用品店ではサーフボード用等の短い物しかないのでカヤック用品店で購入しましょう。

タイダウンベルト

ベースキャリアの上に車載したカヤックを縛って固定するベルト。
カヤックを縛っても余裕をもってベルトが余る4(m)以上の長さの物がおすすめです。


カヤック車載の基本
カヤックは裏返した状態(トップを下に向けて)で車載します。
この方が車を運転した時にカヤックが受ける風の抵抗が少ないからです。
カヤックを表向きにした状態で車載すると、
カヤックはもろに風の抵抗を受けて飛ばされそうになります。


カヤック車載方法ランキング

カヤックを手で持ち上げて車載


これが一番楽でいいですね。
手間な作業はタイダウンベルトを締める事くらいでしょうか。
この方法が可能な条件は、
手で持ち上げられる軽いカヤック
背が低い車
である事です。

カヤックリフターを使って車載


これが一番オーソドックスな方法です。
要はカヤックを車に立てかけた状態から
カヤックの後ろをテコの力で持ち上げて車載する方法。

カヤックを立てかけた時に、
カヤックと地面の接触面にマットを引くと良いそうですが面倒ですね。

カヤックリフターは塩ビパイプ等を使って自作出来そうです。
カヤックリフターを使わないで、
車を傷つけないように毛布をひいて車載する方もいるようです。

オーバースライダーを使って車載


お金があるならばこれが一番楽できます。
(有)ファクトリーゼロが販売するオーバースライダー。
ハイエース・キャラバン系の背の高いワンボックスカーであれば絶対に必需品だと思いました。
しかし価格は高い。。。
全部で¥100,000円くらいします。
もうちょっと安いといいですよね。

以上の3方法から選んでカヤック車載を行いますが、
どれと比較してもやっぱり分割式カヤックを車中に中積みの方が圧倒的に楽です。
中積みはタイダウンベルトでカヤックを固定する作業が要りませんからね。


タイダウンベルトでのカヤック固定方法


動画の方は非常に慣れた手つきで作業を行っておりますが、
慣れるまでは結構難しくて時間のかかる作業だと思います。
特に背の高い車ではタイダウンベルトのねじれが確認し辛く苦労すると思います。

1回の釣行でこの作業を計4回います。(載せる→外す→載せる→外す)
運転中にタイダウンロープが外れてしまったら大事故になりますので、
この作業は面倒くさがらず丁寧に確実に行いましょう。


運転中に車載カヤック転落で大事故!
先程説明した様に、カヤックを車載した運転中にタイダウンベルトが外れてカヤックが
転落したら大事故に繋がります。

また、外れたタイダウンベルトがタイヤに絡まって事故に繋がることもありそうです。
以上、カヤック車載についてのまとめました。

くどいようですが、
圧倒的に分割式カヤックを車内に中積みする方が圧倒的に楽です。
どれくらいの作業差があるかというと、
無洗米と普通米をとぐ作業を比較するレベルです。